【売約済】オイストラフ/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 2CD

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モーツァルト 2枚組
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第5番、ロンドK373

ダヴィット・オイストラフ(ヴァイオリン&指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年、1971年

ロシア生まれの大家、ダヴィッド・オイストラフが最晩年に自ら指揮もして完成させた珠玉の全集。天下のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と刺激しあい、協調しあって水も滴るような新鮮なモーツァルトが堪能できる名演です。晩年の録音ですが、豊潤はヴァイオリンの音は健在です。ベルリン・フィルも最上のサポートです。

オイストラフは晩年にヨーロッパを代表するオーケストラを自ら指揮した演奏を少なからず録音。オイストラフ熟期の端正だがバイタリティーに溢れた音楽観が示されていると同時に、彼の晩年の精力的な演奏活動の記録。ちなみに彼の最晩年のセッションを飾っているのもパウル・バドゥラ=スコダと組んだモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集で、オイストラフが音楽の故郷としてモーツァルトに帰っていたことが想像される。それだけに奇を衒ったところのないシンプルな解釈の中に、磨き上げられた音楽性とテクニックが光っていて、モーツァルト・ファンにとっても模範的なサンプルとして欠かせない曲集。ベルリン・フィルのようにアンサンブルにも超一流の腕を持つオーケストラは、指揮者が不在でも破綻なく高水準の合奏をすることが可能ですが、モーツァルトではむしろ抑制を利かせることが要求される。そのあたりのオイストラフの目指すものを心得たダイナミズムも巧妙だが、個人的にはもう少し小ぢんまりまとめても良かったと思う。しかしそれぞれの主題提示部での精彩に富んだ生き生きとした表現や、第3番ト長調の緩徐楽章でのヴァイオリンのカンタービレを支える抒情の豊かさも聴きどころのひとつ。

とあるコラムで、免疫学を専攻している教授がモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調」と「ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調」の1回30分、1日3回聴くとよいとの話、効果のほどは?ですが、丁寧に奏でられるヴァイオリンの音色に心が洗われます。

輸入盤【廃盤】 20
盤面ほんのわずかなすれありますが再生問題無し

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カテゴリーCD・DVD・ブルーレイ > CD > クラシック
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